taizoonです。
今回はオーバーホールの記事です。
二台目のターマックを購入してから、ずっと計画していた
『リドレー ノア』のオーバーホール。
一年半以上、週末のトレーニング、レースと酷使してきた相棒のメンテです。
やろうやろうと思っていましたがなかなか踏み切れなく、先週末のトレーニングの際に、夕立に会い相棒がジャリジャリになったのを機にフルオーバーホールに着手しました。
内容として
ハンドルバーの変更。
コンポの入れ替え。
ワイヤー類の入れ替え。
です。
◾️掃除
今回はハンドルバーも交換するので、ハンドル周りのステム、フォークも外します。結構雨水が入ってました。
古いグリスを拭き取り、ベアリングはジップロックに入れてスプレーオイルに浸しながら汚れを落とします。
クランク、ディレイラーも外して
普段ブラシやタオルの届かない部分も徹底洗浄します。
で、出張もあったりして2-3日放置して完全に水分をとばします。
◾️組み上げ
ハンドルバーからです。
3Tのエルゴノバ400ミリから、S-WORKSのエアロフライバー420ミリに変更します。 ターマックが420ミリになってまして、400ミリのノアに乗り換えた時に上半身が窮屈に感じるようになり変更して変化が出ればという思いからです。さらにショートリーチ仕様(ドロップ部の奥行きが小さい仕様)となっているのでどのような変化を感じられるか楽しみです。
変更前のエルゴノバはドロップ部分に溜まり形状があり、手のひらに引っかかる形状でしたが、変更後エアロフライバーのエアロ形状は思った以上にフラットでスッポ抜けないか少し心配になります。
◾️配線
ここはオリジナルになります。
初組みの時もやってましたが、ポリプロピレン製の管をフレーム内に先行配管します。ワイヤーのガイドの役目でもありますが、少しでも低フリクション化ができないかなとやってみてます。
ずっとやってましたが、特に可もなく不可もなしといったところでしょうか。
バイパス手術:FD・RD付近まで配線します。
新車購入状態だと、誘導用で似たような姿になってます。
急角度で振り回しても、折れない管の太さのものを選定。
ステムからの入り口にはこのような細工をします。
もちろん、DURA-ACEワイヤーを使用します。
バーテープもNew!
フレームに合わせて、白黒のマーブル模様にしました。
なかなか無いですよねこのカラー。
たまたま見つけました。
9100系はブラックが基調なので、フレームに良く合います。
チェーンもKMCのDLCブラックバージョン。
インプレッション
ハンドルの幅を20ミリ広くした結果、肩をすぼめて乗るポジションから少し脇が開くポジションになり良い意味で上半身がリラックスした状態でライディングができるようになりました。
エアロフライはカーボンの特性なのか、3Tより柔らかいようで衝撃吸収の違いは感じられ、フワッとした中にカッチリとした路面情報を伝えてくるところはなかなかのもです。気にしていたすっぽ抜けも無さそうです。
DURAの9100系は、既にターマックで味わっているので改めての違いを上げるとすれば、ブースターが付いているのでブレーキの効きの軽さがやはり先代より良いことでしょうか。
今回のオーバーホールで、スパルタンな仕様から全体的にマイルドな仕様に変化し、平地・ロングライド用まさに荒サイ仕様となったノアとは長い付き合いになりそうです。