荒川コッタレス

2015年6月から夫婦でロードバイクはじめました。taizoon(夫)トライアスロンを目指すスポーツ好きカスタム好き。みよちん(妻)弱虫ペダル好き腐女子。趣味がまるで違うのに、奇跡的に「ロードバイク」だけかぶった! taizoonの更新多めです。

フルクラム レーシング ゼロ カーボン [Fulcrum Racing Zero Carbon] インプレッション

Taizoonです。

先日(4/2)に誕生日ヒルクライムに行ってきました。
もちろんお楽しみは、Racing Zero CarbonContinental GP SUPER SONICの完成度チェックです。

まずは今回遠征した場所から。
いつもの和田峠と言いたいところでしたが、今回はチーム練でしたので、千葉県の木更津方面にあります鹿野山周遊コースになります。

たいらな千葉県でそこそこアップダウンのあるいいコースで、この日は天気も良く、大勢のサイクリストがいました。標高300mの九十九谷公園までの登り口は3~4種類。

3Km(上級:平均勾配8%最大13%)、6Km(中級:平均勾配5%最大8%)が入り混じるロケーションです。基本はチーム内の春のイチゴ狩りポタリングがメインなので、時間の関係上ヒルクライム練はその中・上級の2本になります。

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■雑味の無いRacing Zero CarbonGP SUPER SONICの組み合わせ
はっきり言ってこの組み合わせは最高です。

軽さ・反応・グリップ感、トータルバランスが良く自分の中でも納得のいくホイールとタイヤの組み合わせとなっていました。

R-SYSのとんがってキンキンした反応に対し、Racing Zero Carbonは思った以上にマイルドで、「アルミスポークは硬い?そんなこと全然ないよなぁ〜。R-SYSの方が全然硬いよ」と感触を確かめながらペダリングしてました。

軽さ
EXTENZAの0.45チューブを使用したので、クリンチャーにもかかわらずチューブラーのMAVIC Cosmic Ultimetとほぼ同重量でハンドリングは非常に軽快です。

MAVICを凌駕する反応

ここからが本題ですね。ただし、素人の意見なのでその辺はご容赦下さい。
比較するのは、MAVIC Cosmic UltimetR-sys LSR
ゼロ発進:
Racing Zero Carbon = Cosmic Ultimet
Racing Zero Carbon > R-sys
時速30Kmからアタック加速(反応速度):
Racing Zero Carbon = Cosmic Ultimet
Racing Zero Carbon > R-sys
35Kmの高速維持:
Racing Zero Carbon << Cosmic Ultimet
Racing Zero Carbon > R-sys
ヒルクライム[勾配:5~8%]:
Racing Zero Carbon > Cosmic Ultimet
Racing Zero Carbon = R-sys
ヒルクライム[勾配:10~13%]:
Racing Zero Carbon >> Cosmic Ultimet
Racing Zero Carbon > R-sys
といった感じでしょうか。
トータル重量は3者とも差を100g以下になるようアイテムを厳選しているので、どんぐりの背比べ状態となり重量さでは甲乙つきません。それ以外から考察すると、外周部(リム)の作り(仕様)とタイヤの転がり抵抗の差が反応に出てきたと考えられます。リムがアルミのR-sys、カーボンで40ミリハイトのULTIMET

ブラシーボを差っ引いても、トータルバランスでRacing Zero Carbonに軍配が上がりました。

■思った以上のグリップ感
お次はタイヤです。

GP SUPER SONIC思っていた以上にグリップ感があるのに驚きました。
「プラスティック感が強いのかなぁ」と勝手に印象付けていましたが、しっかりとゴム(コンパウンド)感があるのです。

このプラスティック感というのは一度TUFO160gを触らせてもらった時に味わったピキピキとなる工業製品的な硬さ?のことです。路面の欲しくない情報がハンドルからノイズとして「ピンピン」と常に入力してくると言えばイメージわきますかね。
それに対しGP SUPER SONICは職人技的なマイルドさというか、人間味があるというか‥不快な路面情報をいなしてくれいるというのが分かるのです。「あっコレ違うな」と今までにないハンドルからの反応に、思わずニンマリしてしまうほどです。

もちろんRacing Zero Carbonとの組合わせも影響していると思いますので、一個人の意見として聞き流してください。ちなみに先の記事であげたコルサスピードも少し工業製品的な反応を出してきます。(こちらも良いタイヤですが)

立て続けにタイヤを変更したので、性格の違いが少しではありますが感じ取ることが出来たのだろうと思います。

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■まとめ

この路面ノイズをいなしてくれる感じが「組み合わせは最高」たる理由で、「走りに集中できる」状況が分かった気がしますし、TARMACも2016年から以前のモデルより硬さを無くししなやかさを手に入れていて、両者の相乗効果は昨年末に計った上級コースのタイムを1分以上縮む結果につながる結果となりました。

改めて、自分への最高の誕生日プレゼントとなりました。